アパートやマンションなどの集合住宅で、快適にそして安心に暮らす為には、定期的なメンテナンスが必要です。
そして建物の寿命を少しでも延ばし、資産価値を下げない様に努めて行く事が得策だと思います。
特に1981年以前の建物は、老朽化も進んでいる上に、耐震基準もひくいものでしたので、確実に定期点検を受け、診断そして処置を施す事が重要視されています。
アパートやマンション等の集合住宅の改修工事を行う為には、長期的な計画が必要になってきます
一般的に、大規模改修を行うスパンとしては、10年~12年前後の周期を目安に行われますが、
その間(5年前後)に小規模的な部分補修(鉄骨階段やPS扉、共用部手摺)等の鉄部塗装を先行
して行う事によって、建物の寿命を延ばす事に繋がりますので、結果的にはコストダウンにも
繋がるのです。
大規模な改修工事は予算も掛かりますが、この様に部分的に行えば、工期も短く予算も低く抑える
事も可能ですし、不良個所も早期に発見する事が出来れば、余分な工事もする事がなく、
それに加えて事故災害の防止にもなります。
上記に挙げた部位は比較的、大掛かりな足場工事がなくても、工事が可能な箇所であり、何よりも
入居者様にとって快適に、そして安全に生活して頂くためには、必要性の高いものです。
割とよく見かけるのですが、手摺りがあっても、錆だらけで掴むことが出来なかったり、塗膜の捲れた所で手を切ってしまう事があったりなど、本来の手摺の役目を果たせない状態にしている事が
よくあります。
少し大袈裟になりますが、特に小さなお子様の場合、錆と所で手や足などを切ってしまうと破傷風
に罹ってしまう恐れがありますので、そういった事も考慮して、管理する事が良いかと思います。